目次
粘板岩を加工した建築材
① スレートのメリット
② スレートののデメリット
③ リフォけんを使うメリット
スレートは粘板岩を薄い板状に加工した建築材で、屋根材や外壁材として使用されています。粘板岩を素材としたものは天然スレートと呼ばれ、青黒色で独特な模様を成しているのが特徴です。

もともとヨーロッパでは粘板岩をスライスして屋根材として使用していました。
自然の風合いを生かした高級感のある素材ですが、価格が高いため日本ではあまり普及していません。
ですので、日本ではセメントを粘板岩の代替品として使用しています。
スレートには天然スレートの他に化粧スレートがありますが現在は化粧スレートが主流になっています。

なぜなら、天然スレートは生産量が少なく、施工できる業者が少ない為です。
スレートのメリット
重量が軽いため、耐震性が高い
価格が安い
施工できる業者が多い
化粧スレートは厚さ5~6mmと薄く重量が軽いので、住宅への負担が少なく耐震性に優れています。和風の木造住宅でも、屋根を軽量化するためにスレート屋根が使われることが多くあります。また、他の屋根瓦と比べると価格が安いため、初期費用が抑えられます。さらに、屋根材としての普及率が高いことから、施工できる業者が多いのもメリットです。
スレートのデメリット
一方、スレートには以下のようなデメリットもあります。
割れやすい
コケやカビが発生しやすい
耐久性・防水性が低い
塗装メンテナンスが必要
スレートの耐用年数は15~20年程度になり、他の屋根材と比べて耐久性が低いのがデメリットです。防水性も低く、ひび割れや反りなどの劣化が起こりやすいので、表面を保護するための定期的な塗り替えが必要になります。
また先述したように、人工スレートよりも高額なため施工している建物も少ないです。

但し天然スレートは、ほかの屋根材には出せない高級感や、高い防火性と防水性を持っている為、東京駅などの公共建築や旧邸宅などの屋根に使われているようです。
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