家を建ててから年数が経つと、外壁の汚れや劣化が気になり始める人も増えるのではないでしょうか。外壁材や塗料ごとに耐用年数は異なり、環境やお手入れの仕方によっても劣化の度合いが変わってきます。そこで外壁塗装に関する基礎知識をご紹介します。
① 外壁リフォームの種類
② 外壁塗装の必要性
③ 外壁塗装のタイミング
④ 外壁塗装の費用
⑤ リフォけんを使うメリット
外壁の塗装を検討する際には、外壁リフォームの種類や塗装の必要性、タイミング、費用や工期といった基本的な知識を身に付けておきたいものです。自宅のリフォームで外壁塗装をお考えの方の参考としていただきたいと思います。
目次
外壁のリフォームの種類
外壁の塗装は外壁のリフォームの種類のうちの1つになります。外壁の劣化度合いや表れている症状によって、適切なリフォーム方法が異なります。施工方法の種類を知った上で、自分の家がどのような状態かを確認してリフォーム方法を検討してみてください。外壁の状態によって適したリフォーム方法を3つご紹介します。
・塗り替え
3つのリフォーム方法の中でも、劣化がそこまで進行していない場合に行えるのが「塗り替え」。外壁の表面を塗装することで、塗膜が新しくなって外壁材を守る働きをしてくれます。ツヤがなくなったり色褪せや変色が起こったりしている場合に塗り替えを行うと、見た目だけではなく機能性もアップします。塗装を行う前には高圧洗浄で外壁の汚れを落とし、ひび割れている部分があれば補修をした上で下塗り、中塗り、上塗りと3工程に分けて塗装が行われます。
・カバー工法
2つ目のリフォーム方法は「カバー工法」といい、既存の外壁の上から新しい外壁材を重ねて設置する方法のことをいいます。既存の外壁の重さに新しい外壁材の重さがプラスされるため、家自体に負担がかかってしまうことがあります。そのため少しでも負担を軽減させるために金属などの軽い素材が選ばれるのが一般的です。カバー工法は張り替えよりも劣化が進んでいない場合に行える方法となりますが、外壁の下地まで腐蝕が進んでいないような状態で、外壁材を変えてイメージチェンジしたいときにおすすめの方法です。張り替えと比べて費用を抑えることができるのがカバー工法のメリットとなります。
・張り替え
3つ目のリフォーム方法として、既存の外壁を撤去して一から新しい外壁に取り換える「張り替え」があげられます。雨漏りをしていたり劣化が進んでいたりする場合には、塗り替えやカバー工法ではなく張り替えしか選ぶことができないことも。カバー工法では外壁に使用する素材に制限がありますが、張り替えの場合はさまざまな種類の中から選ぶことができます。下地まで腐蝕が進んでしまった場合でも新築のような見た目になるのがメリットですが、既存の外壁材を撤去するための費用や手間がかかってしまうのというデメリットも。
外壁塗装の必要性
外壁の塗装には費用がかかるため、つい後回しにしてしまっているという人もいるかもしれません。しかし外壁塗装を定期的に行うことが推奨されているのには理由があります。外壁塗装の必要性として、外壁材や家の保護と機能性の維持、美観の維持があげられます。
外壁材や家の保護
外壁に自然環境が発生させるダメージを直接入らなせないようする効果が有るためです。外壁塗装はその家の鎧のようなものといえます。自然環境が発生させるのは、紫外線・雨風・その他ホコリなどさまざま。このダメージが直接外壁に入っていたら、建物の寿命はあっという間に尽きてしまいます。
外壁は家の一番外側にあるため物理的に家を守ってくれていますが、外壁を塗装することは外壁材や家を保護することにもつながります。前回の塗装から期間が空きすぎたり、劣化したまま放置していたりすると家自体の耐久性を損ねることも。
機能性の維持
外壁塗装の必要性として2つ目に機能性の維持があげられます。塗装で使われる塗料は種類によってさまざまな機能を持っていますが、塗装から年数が経つにつれてどんどん機能が衰えていきます。防水性のない外壁材の場合は特に塗料で防水性を補う必要があります。家を建てる際にも外壁材には塗装が施されていますが、新築時に塗られている塗料はグレードの低いものが使われていることが多いため、初めての塗り替えは少し早めに行うことが推奨されています。
また、耐熱などの効果も含まれているので、外壁塗装でリフォームをすると、室内環境も保たれて建物の寿命も長くできるので、良いことしかありません。
美観の維持
外壁塗装の必要性として3つ目に美観の維持があげられます。毎日家を見ていると、少しずつ蓄積される汚れに気付きにくいかもしれませんが、家の外壁は劣化すると色褪せや変色が起こってしまいます。外壁は家を見たときの第一印象を決める「顔」ともいえますが、来客があったときや家の前を人が通ったときに外壁が汚れていたり劣化していたりすると、印象が良いとはいえませんよね。また家の内装やインテリアを好きなテイストにこだわるように、外観でも個性を出すことができます。このように外壁をメンテナンスすることは家の「美観」を維持するためでもあるのです。
外観塗装することによって、壁の印象は大きく変わります。素材の光沢や色を工夫することで、家全体を美しく見せることもできます。特に見立つ外壁でなくても、きちっと外観塗装されていることによって、身なりがきっちり整っている人から受ける印象と同じように、きちっとした印象を見る者に与えてくれる効果が期待できます。
具体的な保護機能とは?
建物の保護機能が向上することによる効果としては、遮熱効果、遮断効果そして防カビ効果が期待できます。外壁塗装の素材の種類によっては防藻効果がある場合もあります。
外壁は常に外の強い光を受けています。紫外線なども含まれますので外壁はダメージを受けることになります。しかし、しっかり塗装することで光の多くを反射することできるようになり、吸収する光を最小限に抑えられます。これによって外壁の痛みを抑えることができます。
光を多く反射することで、外部からの熱が家の内側に入り込まず、家の熱が外に出にくいという断熱効果もあります。また、水分も壁を傷める原因になりますが、隙間なく塗装することで雨などによる水分が壁内に浸透することを防げます。
外壁塗装のタイミング
外壁の汚れや劣化が目立ってくると、「そろそろ塗装の時期かな」と思うことでしょう。しかし外壁塗装には費用がかかるため、できるだけ後回しにしたいと思うのも本音ですよね。そこで外壁塗装の目安となるタイミングについて知っておきましょう。まずは外壁材や塗料の耐用年数。外壁材や塗料にはさまざまな種類がありますが、それぞれ耐用年数が異なるため一つの目安とすることができます。
劣化の症状
次に劣化の症状。外壁は年数が経つと、さまざまな劣化の症状が現れてきます。劣化の初期症状として色褪せや変色が起こり始め、紫外線を受けることで塗膜が劣化すると塗料に含まれる顔料が表面に浮き出るチョーキングという現象が起こり始めます。これらの症状は必ずしもすぐに塗装が必要というわけではありませんが、放置すると更なる劣化につながる可能性があるため注意して経過を観察するようにしましょう。劣化が進むと外壁のひび割れや雨漏りが起こることもあり、家自体の腐蝕へとつながることも。
症状 | 概要 | 対応 |
色あせ | 紫外線の影響で塗膜の色があせてくる | 経過観察 |
艶がなくなる | 紫外線や風雨の影響で塗膜面の艶が落ちてくる | 経過観察 |
コケ | 塗膜の防汚性能が落ちてコケが生える | 経過観察 |
チョーキング | 塗膜成分が劣化して白い粉(顔料)が露出する | 早急に塗り替え |
塗膜の浮き・はがれ | 塗膜が外壁から剥離した状態 | 早急に塗り替え |
シーリングが切れる | サイディングの継ぎ目の充填剤が硬化して裂ける | 早急に塗り替え |
クラック | 外壁にヒビが入る | 早急に塗り替え |
築年数
築年数も外壁塗装のタイミングの目安となります。新築時の外壁にも塗装は施されていますが、グレードの低い塗料が使われていることがあります。そのため、2度目以降の塗り替えよりも、初めての塗り替えの方が短いスパンで行わなければなりません。外壁材や塗料の種類にもよりますが、一般的に5~10年を目安に塗装を検討したいものです。家を建ててから5年で塗装というのは早いように感じられるかもしれませんが、外壁の機能が衰えたまま放置しておくと家自体の劣化にもつながってしまいます。できるだけ早めにメンテナンスを行うことをおすすめします。
塗料の種類 | 耐用年数 |
アクリル塗料 | 5~7年 |
ウレタン塗料 | 8〜10年 |
シリコン塗料 | 10〜15年 |
フッ素塗料 | 15〜20年 |
外壁塗装の費用
外壁塗装に関する知識を身に付けていくと、費用がどのくらいかかるのか、ということについても気になりますよね。そこで外壁塗装における費用の内訳や相場、工期についてご紹介します。塗装費用の内訳は、足場代が費用全体の20%、材料費が20%、人件費が30%、その他30%となっています。塗装の費用は、家の広さや外壁の状態、使う塗料の種類によっても異なりますが、20坪の家であれば500,000円~、30坪であれば650,000円~、40坪であれば900,000円~、50坪であれば1,050,000円~、60坪であれば1,250,000円~が相場です。
塗料ごとの相場は、シリコン塗料を使用すると2,300~3,000円/㎡、ラジカル塗料は2,500~3,000円/㎡、遮熱塗料は2,500~3,800/㎡、フッ素塗料は4,200~5,000円/㎡、無機塗料は4,500~5,000円/㎡が目安です。足場の設置にかかる費用は、750~800円/㎡、また人件費は一人当たり20,000円が相場となっています。
外壁塗装の塗料の種類
外壁塗装をするためには、塗料が必要ですが、塗料と一言でいってもたくさんあります。また、各塗料メーカーが独自で色々施策をしながら、さまざまな塗料を発表をしているので、全てを覚えきるのは無理です。そのため、○○系といった、大きく分けたカテゴリーで塗料を覚えておくから始めましょう。
塗料の種類
アクリル系塗料 | 昔は主流の塗料だったが、今はほとんど使用されない |
ウレタン系塗料 | 外壁、鉄部分、木部など、さまざまな部分に対応できる優れもの |
シリコン系塗料 | 現在主流となっている塗料。値段もそこまで高くないので、選ばれやすい |
フッ素系塗料 | シリコンと同じく人気塗料。長持ちするので、将来的にかかるコストを削減できる |
断熱系塗料 | 熱を軽減してくれる塗料、エアコンなどの電気代節約、室内環境改善の面で期待されている |
その他の塗料 | 透明、セルフクリーンなど、特殊な機能が含まれている |
これらが大きく塗料の種類を分けた際のカテゴリーになります。
リフォーム業者を探す
リフォームをする際に、多くの人が通る悩みのひとつが、リフォーム業者の正しい探し方が分からないというものです。実は、500万円以下の改修工事には建築業許可が必要がない為、沢山のリフォーム会社が溢れているのが現状です。中には、安い価格を提示して無責任な工事を行ったり、相場より高額な費用を請求したりする悪徳業者も数多く存在します。まずは、良さそうなリフォーム業者を数社比較していき、最後の1社に絞っていくことをおすすめします。
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リフォけんのメリット
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地域名で検索をかけると、近くの工務店のHPに辿り着き、施工実績や口コミを確認することができますので自分がやりたいリフォームに対応しているかどうか、確認しましょう。
リフォけんのデメリット
- 業者の人柄が見えにくく信頼しづらい
インターネットを使って業者探しをするデメリットは、リフォーム業者の信頼度や人柄が掴みづらいという点です。
リフォけんではパートナー業者が直接お客様にご連絡を致しますので、その後の調査などの調整も可能です。そして信頼出来る業者であれば依頼して見積もりを出してもらってください。満足度の高いリフォームを行うためにも、金額だけを見て施工業者を選ぶのではなく、過去の事例なども確認しながら業者選びは慎重に行い、安心のリフォームを実現させましょう。
まとめ
外壁塗装を検討し始めると、まずは知識を身に付けたいと思う人もいるかもしれません。そこで外壁リフォームの種類や外壁塗装の必要性、タイミング、費用などについての知識をご紹介してきました。何も知らないまま塗装を業者に依頼するのは不安かと思いますので、まずは知識を増やした上で事例を見てイメージを膨らませてみてください。
リフォけんを使うメリット
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リフォけんのポイント1 「リフォーム会社の評価が分かる」
各リフォーム会社の口コミや事例がみれます。良い評判だけでなく、悪い評価も記載されていますので、本音を見ることができます。
リフォけんのポイント2「お断りの代行」
一度見積りに来てくれた業者には断りの連絡を入れるのは少し気が引けるものです。リフォけんではお客様のご要望がありましたら、リフォーム会社へのお断りの代行など、お客様に寄り添ったサービスをさせていただきます。
リフォけんのポイント3「 サポート体制 」
リフォームの際にはお客様が希望する内容をリフォーム会社に伝え、その内容にあった見積もりが提出されますが、お客様がリフォーム工事に詳しくない場合、大きな思い違いをしていることもあります。もしものトラブルに対しても、できる限りのサポートを行います。
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