そろそろバリアフリーリフォームを考えているけれど、どこをバリアフリーにしていいのか分からないといった方も多いと思います。
一般的にお問い合わせが多いリフォーム内容が次の3つになります。
①手すりの設置
②段差の解消・スロープなどの設置
③滑りにくい床材に変更
手すりの設置

手すりの設置に関しては10万円以下で設置出来る事が多多いですが、設置場所や手すりの大きさ、種類などによっても異なってきますが、大体I字型、L字型の手すりを設置する場合、約5万円ほどの費用が掛かります。
手すりの設置にあたり大事なのはしっかり壁の下地工事を行い、丈夫な手すりを設置する事です。設置する高さや位置も使う人に合わせてつけることが最も大切です。
段差の解消・スロープの設置

足腰の弱い方にとっては、ほんのわずかな段差であっても転倒のリスクがあるため、安全な暮らしをするためにも家の中の段差の箇所は最小限にしておく必要があります。少しでも段差のないようリフォームし、安全に生活できるようにリフォームしたいですね。
方法は2パターンあり一つは床の高さをそろえる改修工事とスロープの設置になります。廊下と居室の敷居の段差の解消は、廊下と居室の床面の高さを揃えて敷居の段差や戸枠の突出部分を撤去すると、段差をほぼ解消することができます。

スロープに関しては比較的安く設置が可能ですが、注意すべきはすべり止め効果の高い、ゴム製のスロープを取り付けるか、木製でも、表面にすべり止め加工がされたスロープをおすすめします。
その他にも床のかさ上げ、式台などを設置して段差を小さくする方法があります。段差の解消については、解消箇所に合わせた適切な方法をとる必要があります。
滑りにくい床材に変更

高齢者以外にも小さなお子様がいるご家庭では転倒による怪我や骨折などの事例は多くあり、少しでも滑りにくい床材を選びリフォームすることをお勧めします。
洗面所など水を使用する場所の床材は特にリフォームしておくと安心できます。
工事補助金について

要介護者がいる居住地に、バリアフリー工事が必要とみなされた場合、国から補助金が出ます。
主な対象者は
・50歳以上の方
・高齢者と同居している方
・要介護または要支援者と認定されている方
・所得税法上の障害者とされている方
※介護保険制度には「要支援」または「要介護1~5」と認定された人が住む住宅で、手すりの取り付けなど住宅リフォームが必要な人に対して、リフォームにかかる費用の内、20万円までについて、その9割(18万円)を補助します。補助の対象となる工事内容は決まっており、さまざまな手続きも必要なので、事前にケアマネージャー(介護支援専門員)などに相談しながら計画を進めてください。
また各自治体でも「高齢者住宅改修費支援制度」や「障害者住宅改造費助成制度」が用意されていることが多く、介護保険の支援と合わせて使うこともできます。助成額や条件は各自治体によってそれぞれ異なるので、担当窓口に問い合わせてみましょう。
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