家を建ててから年数が経つと、さまざまな箇所の劣化が気になってくることでしょう。特に水回りや外壁などが劣化が目立ちやすいと言われていますが、壁紙や床などの劣化が気になることもあるかもしれません。またはより良く住みやすい家にするために、おしゃれな部屋にしたい、機能性の高い部屋にしたい、など内装に対する希望はたくさんあることでしょう。今回は内装リフォームについてご紹介していきます。内装リフォームを成功させるポイントも一緒にお伝えさせていただきます。
① 内装リフォームの概要
② リフォームの種類と費用目安
③ 上手にリフォームするコツ
④ 内装リフォームの注意点
⑤ リフォけんを使うメリット
目次
内装リフォームとは?
室内を見回すと目に入る、壁や床、天井や、キッチンやお風呂、トイレといった設備。これらをまとめて「内装」といい、この一部、あるいは全部をリフォームすることを「内装リフォーム」と呼びます。
内装リフォームは、古い物から新しい物へと交換する工事を行うことが一般的ですが、建物によっては、より大々的なリフォームを実施することも可能です。たとえば、バリアフリーを見据えて、寝室の近くにトイレやお風呂を移動させることもできますし、利便性を高めるために、キッチンの形を大きく変えることもできます。
これらの内装を一気にリフォームすると、非常に高額な費用がかかりますが、まずはごく一部のみのリフォームを行い、住みやすい住宅に改善させることもできます。
それぞれの箇所にかかるリフォーム費用の相場はこの後お伝えしますが、どこから手をつけるか悩んでいる場合には、傷みやすい水回りの工事を優先することがおすすめです。
一戸建て住宅やアパート・マンションなどの居宅・共同住宅における内装の耐用年数は、ご家族の行動・生活様式や劣化の度合いなどによって異なりますが、新築時より10年ほどを目安に内装のリフォーム工事を行うと良いでしょう。
- 〖内装リフォーム工事の目安時期〗
リフォーム目安時期 | 主なリフォーム箇所 |
築年数5年~10年 | 床材の補修、壁紙・クロスの張り替え、天井の張り替え、防蟻処理など |
築年数10年~15年 | 畳の張り替え、天井と水回りの点検・メンテナンス、木材系の壁の補修など |
築年数15年~20年 | 床材の張り替え、内壁の塗り替え、排給水管の点検・メンテナンスなど |
築年数20年~ | タイル床の補修、住宅設備の交換・補修など |
内装リフォーム工事を行うことで居住環境が整い、ご家族の生活の質を向上させることが可能となります。
しかし、内装リフォーム工事に用いられる建材、仕上げ材、住宅設備は製品によって価格・グレード・色柄・機能性などが大きく異なるほか、内装リフォーム工事を行う際には建築基準法や消防法により必要な道具、建材・仕上げ材、求められる技術力などに違いがあります。
内装リフォームの種類と費用目安
内装リフォームとは、壁や天井、床などの装飾、水回りの設備などの工事全般を指します。
今回は、比較的手軽に行える内装リフォームの費用についてまとめました。
クロス(壁紙)の張り替え
内装リフォームと聞いたときに一番に浮かぶのが壁紙の張り替えだという方も多いかもしれません。長い年数住んでいると、壁紙が破れたり色褪せたりすることがありますが、壁紙を張り替えることで家の中の雰囲気をガラリと変えることができます。
クロスの張り替えにかかる費用の相場は、以下のようになります。
量産クロス | 800~1,000円(1m2あたり) |
一般クロス | 1,000~1,500円(1m2あたり) |
量産クロスはマンションなどでよく利用されているシンプルな柄の壁紙です。
一般クロスは1000番台クロスとは、消臭などの機能性のあるもの、色や柄が豊富な壁紙のことです。
費用は面積によって変化していきますが、大体20万円以下でおさまることがほとんどです。
壁紙リフォームは10年ほどのサイクルで行うのが目安とされています。水回りなどは傷みやすく、汚れやすいのでこれよりも早いタイミングで張替えた方が良いでしょう。
フローリング(床材)の張り替え
床材の張り替えも、壁紙の張り替えと同じように内装リフォームの定番。家族が毎日歩くため、汚れていたり傷付いて凹んだりしていることもあるかもしれません。
床材も家の中の雰囲気を決める大きな要素なので、リフォームの際には好みに合わせて床材を選ぶようにしましょう。
デザイン性はもちろん、汚れにくさや傷付きにくさ、水への強さなども重要です。リビングや廊下、寝室、水回りなど、床材を張り替える場所に適したものを選ぶようにしましょう。
無垢材を使ったフローリング | 10~25万円(6畳) |
集成材を使ったフローリング | 5~10万円(6畳) |
幅の狭い板を圧着して一枚の床に仕立てたものを、集成材フローリングと言います。
一枚の板で作られており、継ぎ目のないフローリングです。
フローリングリフォームの費用は、大体40万円以下でおさまる方がほとんどです。
無垢材フローリングは踏み心地がよく、人気がありますが、一枚の木を加工するため価格が高くなってしまいます。集成材フローリングは複数の板から作られるので、量産しやすく安価です。張替え費用を抑えたい方におすすめします。
間仕切りリフォーム
家を建てたときと、リフォームを検討する頃にはライフスタイルや家族構成が変わっていることも多いはず。ライフスタイルや家族構成によって必要な部屋の数が異なりますが、リフォームで間仕切りを設置することもできます。
間仕切りの設置方法は、アコーディオンカーテンやパネルドアなどの簡易的なものから壁の設置まで大掛かりなリフォームまでさまざま。どの程度空間を仕切りたいのかによって間仕切りを選ぶようにしましょう。
アコーディオンカーテン | 1~6.5万円 |
パネルドア | 2~45万円 |
壁の設置 | 8~30万円 |
アコーディオンカーテンとは、蛇腹のように折りたためる引き戸のことで、簡単に取り付けすることができます。
パネルドアも折りたためる間仕切ですが、アコーディオンカーテンとは素材が異なり、木目のパネルを複数繋げたものを指します。木目調でデザインがおしゃれで、とても人気があります。
アコーディオンカーテンやパネルドアは、設置が簡単ですが、子供部屋を作るなどプライバシーを重視したい場合は、壁に設置して部屋を完全に仕切る方が良いでしょう。
間仕切りの設置にかかる費用は、ほとんどの方で30~60万円程度です。
価格と目的を比較して、どの方法で間仕切を作るかを検討してみてください。
キッチンのリフォーム
キッチンのリフォームで人気が高いのは、壁付け式のキッチンを対面式に交換するリフォームです。対面式キッチンは調理台がリビングと対面しているため、リビングやダイニングで過ごす家族の様子が見え、料理をしながらコミュニケーションが取れるメリットがあります。
高グレードなシステムキッチン | 100~150万円 |
スタンダードなシステムキッチン | 30~100万円 |
コミュニケーションを取りやすいアイランド型キッチンは特に人気ですが、電気やガス、水道の配線を変更し、壁の補修工事を行わなければなりません。そのため、費用はさらに高額になり、工事費用を合わせると、150~200万円ほどを見込む必要があります。
浴室のリフォーム
浴室にはタイル張りの在来浴室と、パーツを組み立てるユニットバスの2種類があります。
浴室のリフォームでは、在来浴室をユニットバスに交換するリフォームが最も多く、浴室の移動というものもあります。オプション機能の追加やグレードにこだわるほど、費用は高額になります。
ユニットバス交換 | 80~150万円 |
在来工法の浴室からユニットバス | 100~150万円 |
ユニットバスから在来工法の浴室 | 120~200万円 |
トイレのリフォーム
トイレのリフォームは便器の交換や内装のリフォーム以外に、温水洗浄便座の設置なども行われます。
和式から洋式に交換する場合、便器周辺に段差があると追加工事が発生するため、費用が高額になる傾向にあります。
便器の交換 | 10~30万円 |
和式から洋式への変更 | 20~50万円 |
トイレの新設工事 | 50~70万円 |
大掛かりな工事には3~4日程度かかる場合もありますが、施工会社によっては非常用トイレなどの貸し出しを行っている場合もあるため、確認しておくと安心です。
内装リフォームの注意点
内装をリフォームする際、特に気を付けておきたいのが、以下の3点です。工事を依頼するよりも前に、注意点を認識しておきましょう。
リフォームするタイミングに注意が必要
リフォームの内容によっては、工期が長くなる可能性もあり、工事を始めるタイミングを見極める必要があります。例えば浴室の場合、在来浴室を壊してから新しく在来浴室をつくるケースでは、1ヶ月ほどの工事が必要になり、この間は自宅で入浴ができません。
そのほかの部屋に関しても同様で、工事中は自由に立ち入ることが難しいため、工事を依頼する際には必ず工期を確認し、家族全員の同意を得ましょう。
想像以上に費用がかかる可能性がある
この記事では費用の相場をお伝えしましたが、実際に工事を始めてみると、思いもよらない問題が浮き彫りになることもあります。追加工事が必要になったり、工期が延びたりすると、人件費や材料費で追加の費用がかかる可能性があります。
建物の耐久性が低くなっている可能性がある
古民家や築年数が古いマンション・アパートの場合、内装リフォームの工事ができないほど、耐久性が低くなっている恐れもあります。無理な工事を行うと、建物全体に大きなダメージがかかることもあるため、工事を中断・中止せざるを得ません。
内装を上手にリフォームするコツ
内装リフォームを行う際、どのようなポイントをおさえておくと良いのでしょうか。
・統一感を意識
内装リフォームの中でも特に壁紙や床材を張り替える場合、統一感を意識することが大切です。インテリアや家具などをおしゃれにしたとしても、家全体の内装に統一感がないとチグハグな印象になって今います。
家の中全体をリフォームする場合は全体に統一感が生まれるように、部分的に内装リフォームする場合は、リフォームしない箇所との違和感が生まれないように意識するようにしましょう。
水回りのリフォームにおいても、例えばお風呂と洗面所を同時にリフォームする場合は同じメーカーの商品を選ぶ、など近い空間同士の統一感を意識するのもおすすめです。
・色使い
統一感のある内装にするために、使う色は3色までにすること。まずは家族でどのようなテイストの家にしたいのかを話し合い、テイストに合う色を選んでいきます。例えばモノトーンなテイストが好きな場合は白・黒・グレーなどの無彩色、ナチュラルな雰囲気が好きな方はベージュやブラウン系、オリーブ系など、色味を絞ってから3色選んでいくと良いでしょう。
・素材選び
内装リフォームでは、使う素材選びも重要です。壁紙はクロスにするのか、水回りだと汚れを落としやすいキッチンパネルが良いのか、床材は無垢材が良いのかフローリングが良いのか、クッションフロアが良いのか、など選択肢はさまざま。デザイン性やお手入れのしやすさ、機能性などを総合的に判断して選ぶようにしましょう。
・予算の立て方
実際に工事を始めてみると、思いもよらない問題が浮き彫りになることもあります。追加工事が必要になったり、工期が延びたりすると、人件費や材料費で追加の費用がかかる可能性があります。せっかくリフォームしたものの、費用の支払いによってその後の生活が苦しくなる…といったことのないように計画的に予算を組むようにしましょう。
・家の耐久性について
築年数が経っている家では、内装リフォームができないほど耐久性が低くなっている可能性があります。無理に内装だけ大掛かりな工事をすると家自体に大きなダメージを与えてしまう可能性も。無理な工事を行うと、建物全体に大きなダメージがかかることもあるため、工事を中断・中止せざるを得ません。
リフォーム業者を探す
リフォームをする際に、多くの人が通る悩みのひとつが、リフォーム業者の正しい探し方が分からないというものです。
実は、500万円以下の改修工事には建築業許可が必要がない為、沢山のリフォーム会社が溢れているのが現状です。
中には、安い価格を提示して無責任な工事を行ったり、相場より高額な費用を請求したりする悪徳業者も数多く存在します。
本来であればまず初めに、任せそうなリフォーム業者をご自身で2~3社ほどピックアップしていき、最終的に最後の1社に絞って依頼に至るという流れです。
実はこの見極めがとても難しく、多くの方が迷ってしまい時間だけが過ぎてしまいます。
当サイトでは施工業者を無料で紹介出来る見積もりサイトとなっておりますので、知り合いや付き合いのある業者が思いつかない方にとっては、地域で安心出来る業者を紹介出来るため、業者探しの有力な手段になると思います。
メリット
- 見過ごしがちな近所の施工店を探せる
- 一括して複数の業者に見積もりを取れる
地域名で検索をかけると、近くの工務店のHPに辿り着き、施工実績や口コミを確認することができますので自分がやりたいリフォームに対応しているかどうか、確認しましょう。
デメリット
- 業者の人柄が見えにくく信頼しづらい
インターネットを使って業者探しをするデメリットは、リフォーム業者の信頼度や人柄が掴みづらいという点です。その点、リフォけんでは業者が直接お客様にご連絡を致しますのでその後の調査などの調整も可能です。そして信頼出来る業者であれば依頼して見積もりを出してもらうと良いでしょう。
そして費用が高額になることもある外壁塗装ですが、金額だけを見て施工業者を選ぶのは危険です。満足度の高いリフォームを行うためにも、過去の事例なども確認しながら業者選びは慎重に行い、安心のリフォームを実現させましょう。
まとめ
内装リフォームには、壁紙や床材の張替え、間仕切りの設置、間取りの変更を伴うリフォーム、水回りのリフォームなど幅広く含まれることが分かりました。比較的手軽に、部屋の雰囲気を変えられる内装リフォーム。いくつかのポイントに注意することが必要ですが、費用の相場や希望する工事内容を整理し、検討してみてはいかがでしょうか。
リフォけんを使うメリット
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「お断りの代行」「サポート体制」「もしものときの安心リフォーム保証」
リフォけんのポイント1 「リフォーム会社の評価が分かる」
各リフォーム会社の口コミや事例がみれます。良い評判だけでなく、悪い評価も記載されていますので、本音を見ることができます。
リフォけんのポイント2「お断りの代行」
一度見積りに来てくれた業者には断りの連絡を入れるのは少し気が引けるものです。リフォけんではお客様のご要望がありましたら、リフォーム会社へのお断りの代行など、お客様に寄り添ったサービスをさせていただきます。
リフォけんのポイント3「 サポート体制 」
リフォームの際にはお客様が希望する内容をリフォーム会社に伝え、その内容にあった見積もりが提出されますが、お客様がリフォーム工事に詳しくない場合、大きな思い違いをしていることもあります。もしものトラブルに対しても、できる限りのサポートを行います。
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