キッチンリフォームのタイミングと費用目安

毎日、家族の誰かしらが立つキッチン。できるだけ機能的で使いやすく、ルーティンワークが少しでも楽しくなるような工夫が欲しいものです。しかし、毎日使う場所だからこそ、劣化が早いことも確かです。また、年月とともに求める機能が変わってくることもあって、一定の期間が経つとリフォームを考えたくなる場所でもあります。

ここでは、キッチンのリフォームを考えたときに、リフォームのタイミングと気になる費用について解説します。

この記事でわかる事

① リフォームの時期
② リフォームにかかる費用
③ リフォームの期間
④ まとめ
⑤ リフォけんを使うメリット

リフォームの時期

キッチンの汚れが目立ってきたり不具合が起きたりすると、リフォームの時期かもしれません。

しかし「まだ使える気がする」と思って後回しにしていると、水漏れや土台の腐食など家そのものに影響が出てしまうことも。

キッチンは水を頻繁に使用する場所なので、劣化しやすいという特徴があります。

水道や蛇口は8~10年、食洗器は10年、システムキッチンは15~20年が寿命だといわれています。

家を建ててから20年、前回リフォームしてから20年経ったという場合は、そろそろリフォームの時期かもしれません。

設備やパーツごとの寿命は一番分かりやすい目安となります。

またIHや食洗器が故障したり、水漏れしてしまったりといった明らかな症状がある場合は早めにリフォームするようにしましょう。

特に水漏れを放置してしまうと家自体の腐食が進んでしまう可能性もあります。

費用がかかるためつい後回しにしてしまいがちですが、家を守るためには早めの対応や定期的なメンテナンスが大切です。

リフォームのきっかけ

また年数以外にもリフォームを考えるタイミングが多々あります。

・使い勝手が悪くなった

新築時はいいと思って使っていたキッチンも、家族の形態が変わったり、使う人が年を重ねたりすることで、使い勝手が悪いと感じる部分が出てきます。例えば、キッチンの台の高さや、収納の数などです。

これまでは集中して料理ができる独立型キッチンが便利だったけど、子供が生まれたので目が行き届くオープンキッチンにしたいという場合もキッチンリフォームのタイミングとなります。

・生活動線に不満がある

キッチン単体というより、リビングやダイニングと合わせた生活動線が使いづらい場合も、キッチンのリフォームを検討するきっかけのひとつです。

食事を作ってテーブルに並べる、ダイニングで食事をした後で食器を下げるといった動きがスムーズにできないと、毎日のことだけにストレスが溜まってしまいます。

・キッチンが劣化した、壊れた

キッチンのリフォームを考えるタイミングとして最も多いのは、キッチンの見た目が明らかに劣化した場合や、設備が度々故障する場合などでしょう。

使用頻度や使い方、普段のお手入れの方法と頻度によっても変わりますが、キッチンの耐用年数である10~20年前後が、機器の不具合や老朽化が目立ち始める目安です。ですので、10年をひとつの区切りとして、設備の状態を確かめておくといいでしょう。不具合が出てからではなく、出る前に対応しておくことで、劣化や故障の影響が広く及ぶのを防ぐことができます。

キッチンリフォームにかかる費用

キッチンリフォーム行う際、費用としてかかるのは主に以下の項目です。

・システムキッチンの本体価格

システムキッチンの本体価格は、キッチンの種類によって価格が変わってきます。I型キッチンは比較的費用が低めですが、L型やU型キッチンを選ぶと本体価格が高くなってきます。

また、ステンレス、人工大理石などシステムキッチンに使われている素材やサイズによっても本体価格は変動します。

・システムキッチン施工費

システムキッチンの取付工事費用は、現在のキッチンのレイアウト変更をする場合やカップボードを新たに設置する場合などは追加費用が必要となる場合があります。

また、既存キッチンの撤去費用が別途必要になる場合もあるので、リフォーム会社と契約する前には事前に確認しておきましょう。

取付工事費用の注意点としては、システムキッチンのリフォーム見積りを依頼すると、「標準取付工事」という項目が載っており、工事費込みを打ち出してアピールしている会社があります。

しかし、工事の内容はリフォーム会社によって異なる場合があるので、単純に価格比較する前に、内容を確認しておきましょう。

・仮設工事費(内外の養生費、資材小運搬費、荷揚げ費など)

・解体費(システムキッチン撤去費、バックセット撤去費など)

・産業廃棄物処分費

・給排水給湯配管工事費(配管止水手間費、給水・給湯配管工事費、排水配管工事費など)

・システムキッチンの設備機器の費用

システムキッチンのリフォーム時には、オプションで設備機器を追加するとリフォーム費用が増額します。

選ぶ機器によっても増減しますので、どうしても選びたいものがある場合は、リフォーム会社に伝えておきましょう。

IHクッキングヒーター、カップボード(収納棚)、ビルトイン食洗機などの利用を検討されている方は、システムキッチンの本体価格にどれだけ追加費用が必要かを確認することが大切です。

特に現在ガスコンロを利用されていて、IHクッキングヒーターに変更したい場合は、ブレーカーの工事など別途必要となります。

・諸経費

諸経費には今回のリフォームでの会社の利益や現場管理費用や現場以外で発生する費用(一般管理費)などが含まれているのが一般的です。

これらを一つ一つ細かく計算することが難しいので、リフォーム金額の〇〇%のように決めて算出している会社が多いようです。

この諸経費の金額が少ないほうがお得かというと必ずしもそうではありません。

会社によっては他の項目に少しずつ利益を載せて計算して、その分諸経費の割合を少なくしているところもあります。

わかりにくい費用ではありますが、無くしてしまっていい費用ではないので、その辺りは注意が必要です。

費用目安

キッチンをリフォームする際に最も気になることの一つが、「いくら掛かるの?」ということではないでしょうか?リフォームは個別性が高いので厳密な金額は出せませんが、ここでは費用の目安やどのようなリフォームが高くなるのかについてご説明いたします。

キッチンリフォームの費用は「キッチンの形状」と「キッチンのグレード」によって大きく変わってきます。キッチンの形状は台所のスペースや生活スタイルに合わせて選び、グレードに関しては、どこまで予算を掛けるかで判断するとよいでしょう。具体的なキッチンの選び方については次章以降でご説明しますが、ここではキッチンリフォームの平均的な費用について以下の表でご説明いたします。

 シンプルスタンダードハイグレード
I型キッチン50~80万60~100万70~120万
L型キッチン65~90万75~120万85~150万
対面型キッチン70~100万80~150万90~180万

※まずはキッチンの種類やグレードによってリフォームの費用は大きく異なるということを知っておく必要があります。

キッチンの種類は大きく、I型、L型、対面型に分類されます。

そして、それぞれのグレードによっても費用が異なってきます

シンプルなキッチンとハイグレードなキッチンで何が違うかというと、主に素材の違いがグレードの違いになります。シンクの素材はステンレスが多いのですが、ハイグレードなものになると人造大理石が使われるものが増えてきます。

またキャビネットが木製かステンレス製かといった違いや、引き出しのレールに静かに閉まる機構が付いているかいないなどの違いもあります。あくまでも目安ですが、以下の表がキッチンの種類とグレードによりどの程度費用に違いが出るかをまとめたものになります。

システムキッチンの本体価格は、メーカーのグレードによって異なります。一般グレードのシステムキッチン本体であれば130万円(工事費別)、バックセット(背面収納)で30万円ほど。ハイグレードな物になると、システムキッチン本体のみで300万円ほどです。

これに、床・壁・天井を一般グレードで張り替えをした場合、約10万円プラスになると考えておきましょう。

このほか、システムキッチンの費用を変動させる要因になるのが、オプションとして選べる面材のグレード、設備機器の性能などです。

キッチンリフォームの期間

キッチンリフォームにかかる期間は、キッチンの位置を移動させるかどうかによっても大きく変わってきます。

キッチンの取り換え:2~3日

古いキッチンがある場所に、新しいキッチンを設置する場合は、おおよそ2日~3日の期間をみておくといいでしょう。

床や天井、壁紙変更が伴うリフォーム:1週間

キッチンの交換に伴い、キッチン周りの床、天井、壁紙などを変更するときには約1週間ぐらいの期間がかかると考えておきましょう。

キッチンの移動が伴うリフォーム:2~3週間

キッチンの位置やレイアウト変更が必要な場合は、2~3週間のリフォーム期間が必要となるでしょう。

工事が難しい場合は、1ヶ月以上かかるケースもあるので、詳細はリフォーム会社に確認しておきましょう。

https://reform-search.com/2022/02/24/%e2%85%b0%e5%9e%8b%e3%82%ad%e3%83%83%e3%83%81%e3%83%b3%e3%81%ae%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%88%e3%81%a8%e3%83%87%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%88/

リフォーム費用例

I型キッチンの交換リフォーム(86万円)

施工前

施工後

壁撤去で壁付けから対面キッチンに(125万円)

壁で光が遮られた暗いキッチンを、壁を撤去することで明るい対面型のキッチンに

施工前

施工後

L型キッチンの交換(122万円)

施工後

壁付けから対面式キッチンにリフォーム(154万円)

ダイニングとの間の壁にも手を加え、壁付けから移動させ対面式キッチンに。

施工前

施工後

リフォーム業者を探す

リフォームをする際に、多くの人が通る悩みのひとつが、リフォーム業者の正しい探し方が分からないというものです。
実は、500万円以下の改修工事には建築業許可が必要がない為、沢山のリフォーム会社が溢れているのが現状です。
中には、安い価格を提示して無責任な工事を行ったり、相場より高額な費用を請求したりする悪徳業者も数多く存在します。

本来であればまず初めに、任せそうなリフォーム業者をご自身で2~3社ほどピックアップしていき、最終的に最後の1社に絞って依頼に至るという流れです。

実はこの見極めがとても難しく、多くの方が迷ってしまい時間だけが過ぎてしまいます。

当サイトでは施工業者を無料で紹介出来る見積もりサイトとなっておりますので、知り合いや付き合いのある業者が思いつかない方にとっては、地域で安心出来る業者を紹介出来るため、業者探しの有力な手段になると思います。

メリット

  • 見過ごしがちな近所の施工店を探せる
  • 一括して複数の業者に見積もりを取れる

地域名で検索をかけると、近くの工務店のHPに辿り着き、施工実績や口コミを確認することができますので自分がやりたいリフォームに対応しているかどうか、確認しましょう。

デメリット

  • 業者の人柄が見えにくく信頼しづらい

インターネットを使って業者探しをするデメリットは、リフォーム業者の信頼度や人柄が掴みづらいという点です。その点、リフォけんでは業者が直接お客様にご連絡を致しますのでその後の調査などの調整も可能です。そして信頼出来る業者であれば依頼して見積もりを出してもらうと良いでしょう。

そして費用が高額になることもある外壁塗装ですが、金額だけを見て施工業者を選ぶのは危険です。満足度の高いリフォームを行うためにも、過去の事例なども確認しながら業者選びは慎重に行い、安心のリフォームを実現させましょう。

まとめ

システムキッチンのリフォームに関する費用目安と、リフォームの時期についてご紹介しました。

リフォームは、検討段階では費用総額がわかりにくく、見積もりが出てから「思っていたより高い!」と驚くことも少なくありません。特にキッチンは、ちょっとした不備から小規模なリフォームを検討したものの、デザインなどを考える中でほかの不具合が気になり始め、大規模なリフォームに移行するケースが多い場所です。

システムキッチンのリフォーム費用は実際に見積りをしないと分からない部分が多いのですが、どんな費用がかかるのかは事前に知っておくと、リフォーム会社との価格交渉もスムーズにいくでしょう。

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リフォームの際にはお客様が希望する内容をリフォーム会社に伝え、その内容にあった見積もりが提出されますが、お客様がリフォーム工事に詳しくない場合、大きな思い違いをしていることもあります。もしものトラブルに対しても、できる限りのサポートを行います。

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