銅板屋根とは、銅板を使用した金属屋根です。金属屋根といえばガルバリウム鋼板やトタンが一般的ですが、昔は銅板が使用されていました。現在、一般住宅で銅板屋根を見かけることは殆どありませんが、日本では昔から使用されている屋根の材料で、寿命が60年以上と非常に長いです。
① 屋根材(銅板)のメリット
② 屋根材(銅板)のデメリット
③ まとめ
④ リフォけんを使うメリット
目次
【メリット】
非常に耐久性が高い
耐久性が非常に高い屋根材です。トタンやガルバリウム屋根の場合、10年に1度のメンテナンスを行っても、トタンが「20~30年」、ガルバリウム屋根は「30~40年」経つと屋根材自体を交換しなくてはいけません。これらに対し銅板は、ほとんどメンテナンスが必要なく、60年以上は屋根材の交換が不要とされています。
非常に薄くて軽い
銅板屋根の厚みは金属系の板のため「0.27mm~0.5mm」。その薄さから軽量で建物に与える負担も非常に少ないのも銅板の特徴です。地震の多い日本では、なるべく屋根の重量が軽い方が躯体に掛かる負担も軽減できると言えます。
加工性が良い
銅板は非常に加工性が高い素材です。その為、大仏や神社の屋根のように丸みのある設計を行うことが出来ます。
【デメリット】
値段が高い
銅板屋根はメンテナンスフリーというメリットがある分、他の屋根材に比べ高価な屋根材です。材料だけでもスレートやガルバリウムに比べ「3~5倍」と非常に高価な材料です。近年では寺院などで使用されているだけで住宅に利用することが少なくなっています。
熱伝導率が高い
太陽光に当たると室内に熱が伝わり易いです。その為、屋根に銅板を採用する場合は、屋根裏断熱や天井断熱などの断熱対策はしっかりと行わないといけません。
まとめ
屋根は外壁よりも雨や雪、紫外線などが直に当たるため、天候の影響を強く受ける過酷な環境にさらされるため、どれを選ぶかは非常に重要です。デザインや価格が優先されることもありますが、素材の特徴を理解し、耐久性やメンテナンスの際の費用も含めて検討しましょう。また、コストもそれなりにかかる部材であるため、わからないところは信頼できる専門家に相談し、後悔のない屋根選びをしてください。
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